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負けないでほしいという気持ちが模造紙からあふれ出してくるようだ。スクラップ新聞コンクールの優秀賞に選ばれた「明日へ 生きる 支え合う」。中野市高社中3年、湯本楓花さんが作った

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4月に起きた熊本地震と10月に噴火から2年を迎えた御嶽山の記事の切り抜きで構成した。「諦めない 泥の中の捜索」「色づく御嶽 あの日を思う」「つながって生きた2年」…。言葉が目に飛び込んでくる。真ん中を斜めに貫く「明日へ…」の大きな見出し。記事が新しい命を吹き込まれたかのようだ

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伊那市富県小4年、吉沢ひなたさんの「地域のちから大活やく」は、活躍している人たちの記事を集めた。企画商品を売る高校生や職業体験する小学生の記事と並び、小澤征爾さんのコンサートの記事が載っている。体調が心配される中でのタクトである

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スクラップをしながら吉沢さんは考えた。自分にできる活躍は何だろう。吉沢さんはいま、近所の人たちへの元気なあいさつを続けている。オバマ米大統領の広島訪問と原爆投下への謝罪問題、TPPの行方…。大人でも難しいテーマに挑戦した新聞もある

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県こども新聞コンクールを合わせ約1万2千点の応募があった。新聞離れがいわれる中、子どもが熱心に読んでくれるのは大きな喜びだ。優秀賞などは長野市南県町の信濃毎日新聞社1階ロビーに12月3日まで展示している。

(11月27日)

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