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大麻「最初は八ケ岳から」 容疑者が栽培・乾燥か

郵便受けに回覧板が入れられたままのある容疑者の自宅=26日午後0時半、池田町郵便受けに回覧板が入れられたままのある容疑者の自宅=26日午後0時半、池田町
 大麻を隠し持っていたとして大町市や北安曇郡池田町、静岡県に住む27〜64歳の男女計22人が大麻取締法違反(所持など)で厚生労働省や長野県警などに逮捕された事件で、一部の容疑者が大麻について「最初は八ケ岳から持ってきた」との趣旨を供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。押収物には屋外で栽培したとみられる大麻があり、栽培後に自宅で乾燥させていた容疑者がいるとみて調べている。

 厚労省関東信越厚生局麻薬取締部によると、押収物には大麻を練り込んだクッキーもあった。同部は、容疑者たちは個人で大麻を使用していたほか、音楽イベントやパーティーなどでも使っていた可能性があるとみている。

 一方、容疑者の多くと友人、知人関係で、自身も家宅捜索を受けた大町市の男性が26日、信濃毎日新聞の取材に応じた。捜査員7人が23日午前10時ごろ、自宅を訪ねて捜索令状を示し、家の中や車内、物置小屋を捜索したという。

 男性宅で大麻は見つからなかった。「初めは何事かと驚いたが、隠すこともないので落ち着いて対応した」と話した。

 男性は以前勤めていた林業関係の仕事や市民運動などを通じて容疑者たちと知り合ったといい、22人は「だいたい知り合いで、少なくない人と日頃から仲のいい関係だった」。池田町で今秋開かれ、複数の容疑者が関わったとされる2泊3日の音楽イベント「信州申(さる)まつり」も全日程に参加したという。容疑者たちと引き離された家族が心配になり、「よく寝付けない」とも話した。

(11月27日)

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