長野県のニュース

飯田のりんご並木、「シンボル」の枝折れる

折れた枝は生徒たちが見られるよう飯田東中の昇降口に展示している折れた枝は生徒たちが見られるよう飯田東中の昇降口に展示している
 飯田市中心市街地にある「りんご並木」で最も古いリンゴの木「国光(こっこう)」の枝が折れているのが26日までに見つかった。24日未明から降り続いた降雪の影響で折れたとみられ、長年、並木の世話を続けている同市の飯田東中学校の生徒らが心を痛めている。

 りんご並木は、市街地に大きな被害をもたらした1947(昭和22)年の「飯田大火」からの復興の願いを込めて生徒たちが53年に植樹したのが始まり。当時37本植えたうち国光と紅玉の2本が今も残っているが、紅玉の原木は既に朽ちて根から若木が育っている。国光は歴代の生徒たちが世話してきた原木として唯一現存する並木の「シンボル」で、樹勢は衰えたものの毎秋小さな実も付けている。

 折れた枝は長さ4〜5メートル、直径10センチほど。24日午後、同校卒業生で在学時は並木の手入れをする並木委員会の委員長も務めていた飯田高校2年外松誠紀(とまつせいき)さん(17)が下校中に発見した。この日は11月としては飯田で観測史上最多の積雪14センチを記録していた。

 卒業後もリンゴの様子を気に掛けているという外松さん。当日朝は雪のため普段と違う並木を通らないルートで登校したといい、「心配していた。朝見てたら違ったかもしれない」と残念がった。

 同中3年の佐原勇二さん(14)は「残念だけれど、今までのように飯田のシンボルとして末永く実をつけてほしい」と話す。

 同中は折れた枝を昇降口に展示。枝を並木に立てる看板の支柱として利用できないか検討している。

(11月27日)

長野県のニュース(11月27日)