長野県のニュース

オペラ「御柱」壮大に 岡谷で市民やプロ熱唱

クライマックスの大合唱で、ステージ奥に4本の柱を表現したオペラ「御柱」=27日、岡谷市クライマックスの大合唱で、ステージ奥に4本の柱を表現したオペラ「御柱」=27日、岡谷市
 諏訪大社御柱祭が開かれる7年目に1度の「御柱年」に合わせた市民オペラ「御柱」は27日、岡谷市カノラホールで上演した。公募の市民合唱団や地元のカノラ少年少女合唱団、県内出身のプロも含む声楽家計130人余が、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏で熱唱。古代のスワを舞台にした壮大な物語を繰り広げた。

 出雲の若者ミナカタが、天竜川からスワに流れ着き、一帯の里長らとの愛憎や覇権争いの果てに4本の御柱が建つという粗筋。ステージに設けられた高さ2メートルほどの大階段に小道具を置くなどして、湖畔の里や霧ケ峰、戦場へと場面を変えた。合唱団員らは演技も交えて、表現豊かな歌声で表現した。クライマックスでは、全員の大合唱の中、ステージ奥に4本の御柱が建つように見える演出で、約1100人が埋めた会場は大きな拍手で包まれた。

 演出をした島田道生さん(51)=東京都=は「ストーリーが進むほど聴衆の表情が変わっていくのが分かった。十分に味わってもらえたと思う」と語った。オペラは、大祭を題材に地域独自の文化を創造しようと、1998年に初演し、4回目。岡谷市内の音楽関係者らでつくる実行委員会が主催し、信濃毎日新聞社などが共催した。

(11月28日)

長野県のニュース(11月28日)