長野県のニュース

味わいある民話、後世に伝えよう 松本で初のフェス

地元に伝わる民話を披露する福寿草劇団地元に伝わる民話を披露する福寿草劇団
 地域に伝わる民話を披露し合う「民話フェスティバルしののめの道」が27日、長野県松本市浅間温泉文化センターで初めて開かれた。民話を掘り起こし、後世に伝えていく狙い。中南信地方の5団体が演劇や紙芝居、語りで各地域の民話を紹介し、観客約120人が楽しんだ。

 同市四賀地区の住民15人でつくる「福寿草劇団」は、四賀地区にある観音像が登場する民話などを独自にアレンジし、ひとつの物語に仕立てた劇を披露した。冗談を交えたせりふや役者のコミカルな動きに、観客から笑いが起きていた。

 フェスは、同市岡田地区で史跡を巡るウオーキングなど地元の文化遺産を後世に伝える活動をしている「岡田地区まちおこし協議会」が企画。名称は岡田地区や四賀地区など、松本盆地の東山部を通る「しののめの道」沿いに、多くの民話が残されていることから命名した。

 来年以降も開催を目指しているといい、運営に当たった実行委員会委員で児童文学者の高田充也(みつなり)さん(89)=松本市中山=は「民話は勧善懲悪のストーリーが多く、子どもの教育に役に立つ。民話の良さを再認識する場になればいい」と期待を込めた。

(11月28日)

長野県のニュース(11月28日)