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遺体は山梨の36歳会社員 野辺山の死体遺棄事件

遺体が見つかった畑や重機の周辺を調べる捜査員=28日午後2時11分、南牧村野辺山遺体が見つかった畑や重機の周辺を調べる捜査員=28日午後2時11分、南牧村野辺山
 南佐久郡南牧村の畑に成人男性の遺体が埋められていた死体遺棄容疑事件で、佐久署と県警捜査1課は28日、遺体は山梨県甲州市の会社員、斉藤弥生さん(36)と判明したと発表した。27日に関係者から山梨県警に行方不明届が出ており、28日夜に遺体の特徴などから斉藤さんと確認。同日、遺体を司法解剖した結果、致命傷になるような目立った外傷はなく、「死因は特定できなかった」とした。

 一方、遺体を見つけた畑の所有者の男性は、畑に置いていた重機の位置が変わり、畑の一部の色が周囲と違っていたため掘り返したと話していることが同日、捜査関係者への取材で分かった。何者かが重機で遺体を埋めた可能性があるとみて調べている。

 28日午後からの現場検証では、位置が変わっていた重機の運転席や扉を調べたり、アームの動きを確認。所持品などは見つかっていない。

 また遺体が発見される約1時間半前、この畑から約2キロ離れた同村平沢の村道脇で全焼した乗用車が見つかった事件についても関連を調べている。同署によると、乗用車の所有者は特定されているといい、斉藤さんとの関連を調べている。

 山梨県甲州市の斉藤さん宅の近くに住む男性(67)によると、斉藤さんは10年以上前に祖父、祖母が亡くなってから1人暮らしで、近所付き合いはなかったという。24日か25日の午後8時ごろに斉藤さんが車で帰宅したのを見たのを最後に、斉藤さんの姿や自家用車を見掛けなくなったという。車は白っぽい色で都内ナンバーだったという。

 事件を受け、同村の南牧北、南牧南の2小学校と南牧中学校は28日、学校やスクールバスのバス停に向かう児童生徒を保護者が車で送るなどした。集団下校の際には教員が付き添い、スクールバスの児童生徒にはバス停まで保護者に迎えに来るよう要請したという。村教委は「登下校で単独行動をしないようしばらく続けていく」としている。

(11月29日)

長野県のニュース(11月29日)