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信濃美術館収蔵品、巡回へ 休館中、県内各地に

 県会11月定例会は29日、一般質問に入った。県が全面改築を決めた県信濃美術館と、改修する併設の東山魁夷館(ともに長野市)について、青木弘県民文化部長は改築、改修に伴う休館中に両館の収蔵品を県内各地に巡回させる方針を明らかにした。

 石和大氏(信州・新風・みらい、東御市)への答弁。信濃美術館は2017年10月から休館予定で、その後、17年度中に収蔵品約40点を中信、南信、東信の3カ所で展示する巡回展を開く。東山魁夷館は17年6月から休館し、同年秋ごろに県伊那文化会館(伊那市)で収蔵品約70点を展示する予定としている。

 青木部長は、他の県内公立美術館から収蔵品の展覧会を開催したいとの意向は多く寄せられており、18年度以降はさらに巡回展を充実させると説明。「巡回展と合わせ新しくなる信濃美術館、東山魁夷館をPRする」と述べた。

 大北森林組合(大町市)の補助金不正受給事件を巡り、17年度までが課税期間となっている森林づくり県民税(森林税)が充てられたことについて、西沢正隆氏(自民党、長野市)は「県民から森林税を徴収するのはおかしいという意見を聞く」と指摘。18年度以降の対応を問うた。

 阿部守一知事は導入した08年度以降、森林整備に「一定の成果は上げてきた」と説明。県地方税制研究会などの意見を聞きながら、「慎重かつ丁寧に検討し、方向付けを考えていく」と述べた。

 1日に全面施行された「県子どもを性被害から守るための条例」に基づき18歳未満の男女を性被害から守る県の取り組みについて、知事は「各部局が問題意識を共有して総合的に取り組む態勢を強化したい」とし、県庁内の組織「県子ども・若者育成支援推進本部」で部局横断の施策を立案していく考えを示した。小山仁志氏(新ながの・公明、佐久市・北佐久郡)への答弁。

 相次ぐ教員の不祥事について、原山隆一教育長は西沢氏への答弁で「県民に心からおわびする」と陳謝。不祥事の根絶に向けたこれまでの取り組みが「十分に機能していなかったと言わざるを得ない」とした上で「必ず根絶する強い決意であらゆる努力を重ねる」と強調した。

(11月30日)

長野県のニュース(11月30日)