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「ネット依存」中高生じわり 県教委アンケート

 県教育委員会が1日までに結果をまとめた本年度のインターネットについてのアンケートで、学校の授業以外でネット利用している県内の児童・生徒のうち、「ネット依存」傾向の自覚があると答えた高校生は3割以上、中学生で1割以上に上ったことが分かった。平日のネット使用時間も各年代で増加傾向で、午前0〜4時に使用する高校生も約2割に上った。県教委は「ネットを使い過ぎだと分かっていても、やめられない子どもも増えているのではないか」(心の支援課)と懸念している。

 アンケートはネットに関わる問題の増加などを受け2006年度から実施。自身のネットの使い方を見つめ直してもらおうと、昨年度から「自分にネット依存の傾向があると思うか」の質問を設けた。

 依存の定義は特に示していないが、本年度の調査で依存傾向があると思うと答えたのは、高校生が31・4%で昨年度より1・3ポイント増加。中学生12・7%、小学生5・5%で、昨年度よりともに0・5ポイント以上増えた。

 保護者には、自分の子どもにネット依存の傾向があると思うか質問。高校生の保護者で32・6%、中学生で19・0%、小学生で15・8%となり、保護者の方が依存傾向を認識する状況が浮かんだ=グラフ。

 平日に3時間以上ネットを使用する割合は、高校生で42・5%(昨年度40・4%)、中学生16・7%(同11・4%)、小学生9・6%(同8・6%)で、各年代で増加。学習以外の目的で利用している機能はオンラインゲームや、音楽や動画の視聴が多かった。平日の午前0〜4時に使用するとした高校生は21・1%と、5人に1人に上った。中学生で9・5%、小学生でも3・2%いた。

 自らの使い方を振り返る質問では「使用時間が長い」「家庭学習の時間が短くなった」「睡眠時間が短くなった」とする回答が目立った。

 県教委は「ネットの長時間使用で生活リズムが昼夜逆転している例も多くあるのかもしれない。来年度は、使用時間や使っている機能などの詳細な質問が必要か検討したい」としている。

(12月2日)

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