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ざざ虫捕る音 小気味よく 上伊那で漁解禁

水中に沈めた網に川底の砂利を集め、ざざ虫を捕る菅沼さん=1日、駒ケ根市の天竜川水中に沈めた網に川底の砂利を集め、ざざ虫を捕る菅沼さん=1日、駒ケ根市の天竜川
 上伊那地方の天竜川で1日、ざざ虫漁が解禁された。長野県駒ケ根市の天竜大橋付近では、同市中沢の農業菅沼重真(しげま)さん(80)が早速漁を始め、くわを使って水中の石を動かす音が小気味よく響いた。

 漁は午前9時ごろに始まった。菅沼さんは水中に沈めた網の中に川底をかいて砂利を集め、葉や小石と一緒にふるいにかけると、体長1〜3センチほどのざざ虫が現れた。

 ざざ虫はトビケラやカワゲラなどの幼虫の総称。つくだ煮にして味わう。菅沼さんは出荷はせず、虫の身が締まっておいしくなるという来年1月ごろから本格的に漁を行う予定。「同級生などとの会合でみんなと食べるのが楽しみだ」と笑顔を見せていた。

 ざざ虫漁は来年2月末まで。天竜川漁協(伊那市)によると、漁に必要な「虫踏(むしふみ)許可証」は1日までに菅沼さんら組合員10人に発行した。

(12月2日)

長野県のニュース(12月2日)