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貴金属入りかばん残る 野辺山の遺棄被害者が勤務 山梨の店

斉藤さんが勤務していた貴金属買い取り店が2階に入る建物=1日午後4時29分、山梨県昭和町斉藤さんが勤務していた貴金属買い取り店が2階に入る建物=1日午後4時29分、山梨県昭和町
 南佐久郡南牧村で山梨県甲州市の会社員斉藤弥生さん(36)の遺体が見つかった事件で、斉藤さんが勤めていた同県昭和町の貴金属買い取り店に11月27日未明、2人組が侵入した後、貴金属が入ったかばんが店内に残されていたことが1日、店の関係者への取材で分かった。

 店のショーケースの鍵はなくなっており、かばんに入っていたのは店の品という。鍵は斉藤さんが管理していたとみられる。2人組は何らかの方法で鍵を入手し、貴金属を盗もうと侵入、駆け付けた警備員と鉢合わせになり、逃走する際にかばんを置いていった可能性がある。

 斉藤さんは店長で、11月26日は午後8時の閉店まで1人で勤務。27日午前3時すぎ、警備会社のシステムが店内の異常を感知。警備員が駆け付けたところ、目出し帽をかぶった2人組が店から逃走したという。山梨県警は盗みの疑いで捜査し、死体遺棄事件との関連も調べている。

 関係者によると、貴金属が入れられていたのは商品として販売されていたかばん。時計や指輪が詰め込まれていたという。

 貴金属買い取り店と同じ建物に入る洋服店の店長は斉藤さんについて「駐車場を共有しており、あいさつする。ほぼ毎日勤務しているようで、もの静かな印象だった」と話した。

 斉藤さんの遺体は27日午前10時ごろ、南牧村野辺山の畑に埋められているのが見つかった。約2時間前には、畑から約2キロの場所で全焼した斉藤さんが使っていた乗用車を発見。遺体には殴られたり首を圧迫されたような痕があり、佐久署などは斉藤さんが死亡した経緯や車の走行経路などを調べている。

(12月2日)

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