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県内農業高校 消毒を徹底 鳥インフル

靴底を消毒して鶏舎に入る下高井農林高の2年生。鶏舎周辺には消石灰をまいた=1日、木島平村靴底を消毒して鶏舎に入る下高井農林高の2年生。鶏舎周辺には消石灰をまいた=1日、木島平村
 新潟県上越市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたことを受け、県教委は1日、鶏を飼育する県内農業高校4校にメールで対策の徹底を呼び掛けた。鳥類を飼育する県内の公園や博物館でも人と鳥の接触を制限する動きがさらに広がった。

 鶏など140羽余を飼育する下高井農林高校(下高井郡木島平村)は1日、鶏舎周辺に消石灰を散布。アグリサービス科2、3年生計42人が飼育や採卵をしている。藤田隆一教諭(54)が生徒に「鶏舎に入る前に靴底を消毒して」と指導。2年の渡辺僚哉さん(16)は「細かい部分に気を付けたい」と話した。同校は同科以外の生徒に鶏舎にむやみに近づかないようにも呼び掛けている。

 採卵鶏約150羽と研究用の信州黄金シャモ約10羽を飼う佐久平総合技術高校浅間キャンパス(佐久市)は、2日にも消毒範囲を拡大する。御子柴すみれ教諭(26)は「感染拡大が速い印象。こまめに消毒を続けたい」。

 県教委は鳥類を飼育する29小学校にも、市町村教委を通じて注意を呼び掛けた。

 一方、大町市立大町山岳博物館は1日、飼育する国特別天然記念物ニホンライチョウ4羽への感染を防ぐため、飼育舎がある同館付属園を3日から来年2月28日まで臨時休園すると発表。関係者以外の立ち入りを制限し、出入り口に石灰をまくといった対策も取る。

 松本市アルプス公園内の「小鳥と小動物の森」は1日、水鳥の飼育施設に野鳥の侵入を防ぐネットを張った。来場者が動物を直接触ることができる「ふれあい広場」で鶏の放し飼いも中止。市公園緑地課は今後、来場者の靴底の消毒なども検討するという。

 新潟県境の市町村も担当する県北信地方事務所(中野市)は市町村担当者らを集めた連絡会議を開き、ウイルス発生時の対応を確認した。

(12月2日)

長野県のニュース(12月2日)