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調査 年明けにずれ込み 諏訪湖周3市町の最終処分場計画

 岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町でつくる湖周行政事務組合が諏訪市湖南の板沢地区に計画する最終処分場を巡り、整備前に必要な測量や地質などの調査の開始が年明けにずれ込むことが1日、分かった。予定地下流域の上伊那郡辰野町の住民が計画に反対していることを考慮。11月に業者と契約し12月に調査を始める―との日程を延期した。

 副組合長の小口明則・岡谷市副市長が1日の岡谷市議会定例会の議案説明で、調査開始時期について「慎重に考えなければならない」と述べた。

 組合議会は10月の臨時会で、調査費など4200万円余を計上した補正予算を可決。組合は地形や用地の測量のほか、6カ所でのボーリング、廃棄物処理法に基づく生活環境影響調査などを予定。2016、17年度で計1億7160万円の費用を見込む。

 組合が近隣地区を対象に10、11月に開いた説明会では、辰野町の住民から予定地の公表の手法などを巡って反対の声が続出。同町の平出、沢底両区は区議会や代議員会で計画への反対を決議した。組合事務局は「施設の安全性について丁寧な説明を重ねるためにも、詳細なデータが必要。一日も早く調査に入りたい」としている。

 最終処分場は、屋根や人工の地盤で覆う「クローズド型」。焼却灰を固める際に使った処理水は、外部に放流しないとしている。

(12月2日)

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