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長野市が「動物愛護センター」新設へ

 長野市が2017年度の機構改革で、犬や猫の殺処分ゼロを目指す取り組みを拡充するため、市保健所(若里)に「動物愛護センター」を新設することが10日、分かった。スポーツの大会や合宿の誘致などを進めるための「スポーツコミッション推進室」も文化スポーツ振興部に新設する。市は市議会3月定例会に関連条例改正案を提出する。

 動物愛護センターの活動には、保健所隣接で、利用者減のため3月で廃止される市フルネットセンター(若里)の建物を使う。犬や猫の適正な飼い方を示すパネルの展示や映像の放映、子ども向けの動物愛護教室などを行う。県動物愛護センター「ハローアニマル」(小諸市)とは異なり、犬や猫の飼育や、譲渡の窓口業務はこれまで同様、市保健所食品生活衛生課が担う。

 市保健所は、09年に保健所内での犬や猫の収容期限を撤廃。殺処分対象はけがや病気で死期が近い場合に限っているほか、毎月の譲渡会の開催、猫の避妊・去勢手術の助成金の拡充などを通じて、ボランティアの協力を得ながら殺処分ゼロを目指している。市保健所の15年度の殺処分率は16・5%。長野市を除く県の10保健所は34・8%。

 スポーツコミッション推進室は、スポーツ課内に設ける。県や県内51市町村、スポーツ団体など計72団体が昨年8月、2020年東京五輪・パラリンピックの事前合宿誘致などを目指し「県スポーツコミッション」を設立したが、事務局の県観光誘客課によると、市町村に専門の部署ができるのは珍しいという。

 ながの観光コンベンションビューロー(長野市)や各種競技団体と連携し、市内への大会の誘致を進め、スポーツを通じて市内を訪れる人を増やす。市内にあるアクアウイング(吉田)や長野Uスタジアム(南長野運動公園総合球技場、篠ノ井東福寺)を生かし、東京五輪・パラリンピックに向けた水泳やサッカーの事前合宿の誘致も図る。

(2月11日)

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