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バス衝突 7人重軽傷 佐久の上信越道トンネル

事故で前方が大破したバス=26日午後7時33分、群馬県安中市事故で前方が大破したバス=26日午後7時33分、群馬県安中市
 26日午後1時55分ごろ、佐久市香坂の上信越道上り線八風山トンネル内で、「神奈中観光」(東京)の大型観光バスが側壁にぶつかる事故が起きたと、後続車から119番通報があった。佐久広域消防本部によると、乗客乗員21人のうち40〜70代の男性7人が同市などの病院に搬送され、重傷が2人、軽傷が5人のもよう。県警高速隊は、バスを運転していた相模原市の運転手竹村智容疑者(44)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した。竹村容疑者にけがはなかった。

 高速隊によると、竹村容疑者は「前をよく見ていなかった」と供述しているといい、詳しい原因を調べている。

 高速隊によると、重傷は、交代要員として乗っていた神奈川県大和市の運転手嵯峨竹男さん(47)と、乗客で横浜市の会社員石川均さん(65)。嵯峨さんは肺挫傷など、石川さんは脊髄損傷だとしている。

 トンネルは佐久インターチェンジ(IC、佐久市)と碓氷軽井沢IC(群馬県安中市)の間にあり、片側2車線。事故はトンネル入り口から約350メートルの地点で起きた。高速隊によると、バスは走行車線を走行中、まず左側の壁に衝突。反動で追い越し車線にはみ出し、右側の壁にもぶつかって停止した。バスは左前部が大きく破損した。

 乗客は、知的障害者のスポーツ団体「スペシャルオリンピックス(SO)日本・神奈川」(横浜市)の選手や保護者、ボランティア。SO日本・神奈川によると、スキーの練習で24日から上田市菅平高原に滞在し、帰る途中だった。

 神奈中観光によると、バスは26日午後1時ごろに菅平高原を出発し、同日午後5時ごろに神奈川県藤沢市の目的地に到着する日程。同社は安全のため、2人の運転手には2時間以内で交代するよう指示していたとしている。竹村容疑者は昨年4月の入社。入社以来事故を起こしたことはなく、勤務態度にも問題はなかったという。

 事故の影響で、佐久ICと碓氷軽井沢ICの間が、午後2時半ごろから約4時間全面通行止めとなった。

(2月27日)

長野県のニュース(2月27日)