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県、「新設区間優先」を変更 「松糸道路」県内区間の整備

立体交差とする計画の高瀬橋西交差点=17日、安曇野市立体交差とする計画の高瀬橋西交差点=17日、安曇野市
 県の奥村康博建設部長は27日、中信地方と新潟県糸魚川市を結ぶ地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路(松糸道路)」の長野県内の整備を巡り、「現道活用区間の具体化の検討も併せて進める」と述べ、2017年度から、現在の県道「高瀬川右岸道路」の交差点の立体化に向けた調査などを始める方針を示した。従来は、長野道と同県道を結ぶ6キロの新設区間の整備を優先するとしていた。

 県会一般質問で、望月雄内氏(自民党、安曇野市)の質問に答えた。奥村部長は「広域的な観点から整備効果をできるだけ早く発現させる必要がある」と説明。県は17年度一般会計当初予算案に関連費用3千万円を計上している。

 県は16年1月、安曇野市の長野道安曇野インター(IC)北側に設ける安曇野北IC(仮称)から大町市街地南までの18キロ区間のルート案を公表。「高速道路網を補完し、より大きな整備効果を発現させるために高速道との接続が不可欠」(奥村部長)との考えから、新設区間の整備を優先するとしていた。

 ただ、その後の説明会や意見公募、意見交換会では、新設区間の周辺住民から景観や生活環境の悪化を懸念し、ルート案の再検討を求める声が出ている。奥村部長は「どのような配慮ができるか検討し、地域と丁寧に対話していく」と述べた。

 松糸道路を巡り、県は11年に起点の安曇野北(当時・豊科北)ICから5キロほどの区間について約150メートルの幅を持たせた2通りの概略ルート案を発表。住民意見を踏まえ、16年1月に70メートル程度幅の現在のルート案を示した。開通すれば大町市街地からICが30分圏内になるほか、通行車両の分散で安曇野市内の渋滞緩和や交通事故の減少にもつながるとしている。

(2月28日)

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