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単独22年ぶり 伊那駅伝出場 茅野高

春の高校伊那駅伝に向けて練習に励む茅野高校の陸上部員春の高校伊那駅伝に向けて練習に励む茅野高校の陸上部員
 茅野高校(茅野市)の陸上部が、3月19日に伊那市で行われる「春の高校伊那駅伝」男子の部(6区間、42・195キロ)に22年ぶりに単独で出場する。2016年度は部長で2年の小林慎市さん(17)がたった1人で活動を始め、粘り強く勧誘を続けて同年12月までに4人の部員を確保。助っ人1人の協力を得て出場が実現した。小林さんは「強豪相手に順位を上げるのは難しいと思うが、全力を尽くしたい」と張り切っている。

 大会事務局の伊那市教委によると、茅野高は2000年に諏訪二葉高(諏訪市)との混成チームで伊那駅伝に出場したが、単独では1995年以来となる。

 子どもの頃から走るのが好きだったという小林さんは、茅野高に入学して陸上部に入部。3年生の先輩がいたが、実質的に活動していたのは小林さんだけだった。専門は長距離。南信高校新人大会などの個人種目に出場したが、やる気を維持するのが大変だったという。「一時期は本当につらかったけれど、走るのが好きだから続けられた」

 2年になった昨年4月、新入生2人の勧誘に成功。普段、練習に付き合ってくれていた同級生2人も誘い、部員は12月までに計5人になった。孤独な練習を続けてきた小林さんについて、1年の清水冬威(とうい)さん(16)は「1人で頑張ってきたのはすごい」と話す。

 22年ぶりの単独出場は、バドミントン部2年の原城治(じょうじ)さん(17)が助っ人を引き受けてくれて実現した。原さんは「少人数だが、部員の団結は固い」と意気に感じている。

 チームは、28日までの期末テスト期間中もいつも通り毎日2時間練習した。学校周辺の坂などで400メートル走を繰り返してスピードを養ったり、5000メートル走や8000メートル走で、一定のペースで走り続ける感覚を身に付けたりした。

 3月12日にコースの下見に出掛ける予定で、顧問の冨沢祐樹教諭(31)は「全てが初めての経験だが、部員の成長につながるはず」と期待している。

(2月28日)

長野県のニュース(2月28日)