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オートバイ 頂に挑む 上田 今月高校卒業の村瀬さん

ポケットバイク(右下)を始めた子どもの頃を振り返りつつ、全日本ロードレース参戦への意気込みを語る村瀬さんポケットバイク(右下)を始めた子どもの頃を振り返りつつ、全日本ロードレース参戦への意気込みを語る村瀬さん
 4月に開幕する国内最高峰のオートバイレース「全日本ロードレース選手権」に、上田西高校を4日に卒業する村瀬健琉(たける)さん(18)=上田市国分=が初めて参戦する。村瀬さんは2月、オートバイなどの部品製造会社「ミクニ」(東京)のレースチームとプロライダー契約を締結。実力を買われ、同選手権に出場するライダーに選ばれた。村瀬さんは「世界最高峰の舞台『モトGP』で活躍するためにも、まずは参戦するクラスで結果を出したい」と意気込んでいる。

 全日本ロードレースは茨城県つくば市で開幕、各地を転戦する。オートバイの排気量などによって4クラスに分かれ、村瀬さんが参戦するのは600ccの「J―GP2」。成績次第では、ロードレース世界選手権の「モト2」に出場できる可能性がある。その後も結果を出し続ければモトGPへの道も開けるという。

 村瀬さんは6歳の頃、ポケットバイクに乗り、その面白さにひかれた。けがが多く、始めた頃は転倒して鎖骨を4度も折った。中学、高校では部活に入らず、帰宅してから筋力トレーニングやランニングに励んだ。オートバイを使った練習は月に3、4回。練習日以外はタイムが速くなるコース取りをイメージトレーニングして試合に備えている。

 高校2年だった2015年には、モトGPに出場するアジア選手を育成するために設けられた大会「スズキ・アジアン・チャレンジ」に出場。日本やタイなどアジア各国で全5戦を行い、総合3位に入った。そうした戦績が認められ、ミクニのチームに加入することが決まった。

 同チーム監督の高橋淳一郎さん(45)は、村瀬さんを15年の大会から見ているといい、「成長が著しく、ブレーキのタイミングや力加減などに才能を感じる」と評価している。村瀬さんは「目標はモトGPで優勝すること」と、世界を見据えている。

(3月1日)

長野県のニュース(3月1日)