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飛び地の縁、深める交流 旧領地、滋賀・高島訪ねる催し 長野

〓(玄の右に少)笑寺にある小原家の墓に手を合わせる子孫ら=2016年10月、長野市長沼地区〓(玄の右に少)笑寺にある小原家の墓に手を合わせる子孫ら=2016年10月、長野市長沼地区
 長野市穂保の長沼りんごホール(長沼公民館)と長沼歴史研究会は、江戸時代に長沼藩(現長野市)と飯山藩(現長野県飯山市)の領地があった現在の滋賀県高島市を訪ねる催しを5月8、9日に開く。高島市の領地を治めた代官の子孫らが昨年10月、長沼地区に集っており、歴史的な縁から始まった交流をさらに深めようと企画した。

 高島市の領地は、関ケ原の戦いで武功を挙げた佐久間安政(後の飯山藩主)、勝之(後の長沼藩主)兄弟が徳川家康から与えられた。大坂の陣後に信州に来て藩を構え、飛び地となった高島市にはそれぞれ代官を置いた。

 長沼の関係者は今回、高島領の代官を務めた岩佐家の菩提(ぼだい)寺の願海寺、飯山藩代官小原久重菩提寺の曹沢寺、佐久間家菩提寺の幡岳寺と極楽寺を参拝する。佐久間兄弟の伯父の柴田勝家が豊臣秀吉に敗れ、勝家に従った兄弟のうち、盛政と勝政が敗走・戦死した滋賀県内の賤ケ岳(しずがたけ)古戦場や、長浜城、国宝の彦根城も訪れ、往時をしのぶ。

 また、小原家子孫が経営する江戸時代に旅籠(はたご)だった料理店で食事をし、代官の子孫と交流する予定だ。

 長沼地区には昨年10月、飯山藩代官だった小原久重の子孫や、長沼藩代官だった岩佐光次の子孫らが訪問。菩提寺の〓笑(みょうしょう)寺で先祖の霊を慰め、長沼城跡の散策などを通して住民と交流した。数百年を経て両家と長沼との縁は忘れ去られたが、いいづな歴史ふれあい館(飯綱町)学芸員が研究のため子孫らと出会い、交流していた。

 高島市を訪ねる参加者(定員25人)を募っている。参加費は2万5千円。申し込み、問い合わせは長沼りんごホール(電話026・295・9697)へ。

(〓は玄の右に少)

(3月1日)

長野県のニュース(3月1日)