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御嶽山の「ビジターセンター」 木曽と王滝に計4施設

 2014年に起きた御嶽山噴火災害の経験を伝えるとともに、火山情報を発信する拠点「ビジターセンター」について、木曽郡木曽町の原久仁男町長は1日、メインとなる施設を同山の麓に1カ所、サテライト施設を町内に2カ所、同郡王滝村に1カ所設ける方針を明らかにした。同町は御岳ロープウェイ山麓側の駅にビジターセンターを設ける方針だったが、より麓側にメイン施設を置く方が冬場も利用しやすく、登山者に限らず観光客らへの発信も効果的だと判断した。

 原町長によると、メイン施設は木曽町の町中心部に近い麓に置き、木曽町、王滝村双方にある登山道を利用する登山者や、観光客らがいずれも利用できるようにする。サテライト施設は、木曽町三岳支所、同町側の山小屋、王滝村側の登山道入り口のある田の原に設ける。噴火警戒レベルが現在の2(火口周辺規制)から緩和されれば、山頂付近にさらに増やすことも検討する。

 県の火山防災のあり方検討会は2月、ビジターセンターについて、火山防災、観光、環境保全といった情報を発信すべきだとの報告書をまとめている。両町村は県にも参加を呼び掛けて各施設の機能や規模、場所を決める方針だ。

 原町長は「来年度には施設の内容を決めたい」と話し、王滝村の瀬戸普村長も「合理的に考えて、この方法がいいと思う。設置場所はさらに増えるかもしれない」としている。

(3月2日)

長野県のニュース(3月2日)