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長電車両解体 惜しむファン 須坂で有志が「お別れ会」

お別れ会で並んだオリジナル車両OS10系(右)と電気機関車ED5001形(左)お別れ会で並んだオリジナル車両OS10系(右)と電気機関車ED5001形(左)
 長野県須坂市の長野電鉄須坂駅構内で5日、解体が決まったオリジナル車両OS10系と電気機関車ED5001形の「お別れ会」があった。県内外から多くの人が訪れ、車両を撮影したり座席に座ったりして解体を惜しんだ。

 OS10系は1980(昭和55)年に製造された。主に通勤通学の時間帯に使われたが、2003年に引退。その後は須坂駅構内に置かれたままとなっていた。一方、ED5001形は27(昭和2)年の製造。貨物の運搬や客車のけん引などで活躍した。

 この日、参加者たちは車両を撮影したほか、OS10系の車体にカラーペンでメッセージや絵を描いた。OS10系に乗った経験がある上高井郡小布施町の農業中沢善男さん(76)は、「思った以上に車内が広かったことに気付いた。できるなら、車両を残してほしかった」と悲しそうに話した。

 お別れ会は、長野電鉄や関連会社の社員らでつくる有志の会が企画した。代表の長野電鉄運輸課、西山慶さん(25)は「どちらの車両も大勢の人に愛されていたと実感した。今日の姿をぜひ、記憶にとどめてほしい」と話していた。

(3月6日)

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