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リニアの飯田線乗換新駅、1日に1500人乗降 飯田市が試算

 飯田市は7日、リニア中央新幹線県内駅(飯田市上郷飯沼・座光寺)近くに設置を検討しているJR飯田線の乗換新駅について、1日当たり乗降人数を「1500人程度」とする試算を市議会一般質問で示した。リニア県内駅の1日当たり乗降人数を約6800人とする県推計に沿って割り出した。

 市は乗換新駅の設置場所として、リニア県内駅の約300メートル北西の地点を想定。北沢武人リニア推進部長は「どのようなルートを通るかは今後検討する。悪天候に対応する設備の検討も課題」と答弁した。

 市が住民アンケートなどに基づき2012年にまとめた「市都市圏等総合交通体系調査」は、リニア県内駅への移動手段について、乗降客の25%が自動車(マイカー)、24%が路線バス、23%が鉄道(飯田線)、15%がタクシーを利用すると推計。この調査で見込んだ鉄道の利用割合から、乗換新駅の乗降人数を試算した。

 JR東海によると、飯田線の1日当たりの乗降人数(2015年度)は、飯田市の中心市街地にある飯田駅で1918人、リニア県内駅の南西に位置する伊那上郷駅で1396人、北東側にある元善光寺駅で526人。

 乗換新駅の設置を巡っては、リニア関連事業で移転を迫られる建物がさらに増えることを懸念し、地元に反対意見も多い。元善光寺などの隣接駅からシャトルバスを発着した方が住民負担が少ないのではないか―との市議の指摘に、北沢部長は「さまざまな検証をして判断するが、リニア駅との結節を考えると乗換駅を造ることを考えていきたい」と説明した。

(3月8日)

長野県のニュース(3月8日)