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諏訪湖ハクチョウ飛来数、今季は半減

諏訪湖で羽を休めるコハクチョウ。今季の飛来は少なかった=2月2日、岡谷市長地権現町諏訪湖で羽を休めるコハクチョウ。今季の飛来は少なかった=2月2日、岡谷市長地権現町
 この冬、諏訪湖に飛来したハクチョウの数が最も多い日でも56羽にとどまり、餌やりを始めてから100羽を超えるようになった1985(昭和60)〜86年の冬以降、最も少なかったことが9日、諏訪湖白鳥の会のまとめで分かった。暖冬傾向で積雪が少なく、東北地方や新潟県で越冬した個体が多かったらしい。

 同会は、諏訪湖へのハクチョウの飛来を初めて確認した74年から毎年、最初に飛来を確認した日と最後に個体を確認した日、さらに日ごとの確認数を記録している。今季は昨年12月16日に初飛来を確認。2月2日に北帰行が始まり、最後に観察できたのは3月3日だった。この間、1月26、27日に確認した56羽が最多だったという。

 同会によると、81〜82年の冬まで、諏訪湖に飛来するハクチョウは数羽から十数羽ほどだったという。餌を与え始めた翌シーズンから飛来数が増加。85〜86年の冬からは100羽を超えるようになった。2011〜14年の冬は75〜203羽。109羽だった15〜16年の冬に比べると、今季はほぼ半減したことになる。

 同会事務局長の花岡幸一さん(61)は「100羽以上いると諏訪湖が白く見えるものだが、今シーズンはまばらだった。暖冬傾向に加え、県内でも越冬地が分散していることも背景にあるのではないか」とみている。

(3月10日)

長野県のニュース(3月10日)