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県防災ヘリ墜落 全員即死か 残る2人も死因判明

 松本市入山辺の山中に県消防防災ヘリコプター「アルプス」が墜落し、搭乗していた9人全員が死亡した事故で、県警は10日、亡くなった県消防防災航空センターの整備士、清水亮太さん(45)=松本市神林=と、松本広域消防局から派遣されていた小口浩さん(42)=塩尻市広丘郷原=の死因は、司法解剖の結果、いずれも全身打撲による多発外傷だったと発表した。

 9人全員の死因が判明。全員が即死とみられ、あらためて墜落時の衝撃の大きさが浮き彫りになった。

 同センターのパイロット岩田正滋さん(56)=松本市神林=については、死因が心臓・大動脈損傷だったことがすでに分かっている。捜査1課によると、岩田さんについても事故で外部から強い衝撃が加わり、亡くなったとみている。岩田さん以外はいずれも全身打撲による多発外傷だった。

 松本署の捜査本部は9日までに現場検証を終了。10日、関係者への事情聴取を本格化させた。今後、機体を山中から回収し、さらに詳しく状態を調べる方針。回収方法や時期などは未定としている。

 関係者などへの取材から、ヘリが墜落直前に山肌近くを低空で飛行し、樹木に接触して墜落した可能性があることが判明しており、県警は搭乗員が機内から撮影していた映像の解析などを進めている。また、十分な揚力を得られずに樹木に接触した可能性があり、機体の重量なども調べている。

 清水さんの遺体は10日午前、松本署を出た。亡くなった9人全員が遺族の元に戻った。

(3月10日)

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