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透明度「年平均1.3㍍以上」 諏訪湖がモデル 環境省の目標

 環境省は13日、全国の湖沼ごとに適切な透明度を「地域環境目標」として設定する手順を、諏訪湖をモデルに検討する3回目の会合を諏訪市で開いた。同省が示した透明度の目標値案を基に研究者や漁業者、県職員ら委員が議論し、「湖全体で年平均1・3メートル以上」とする案を選んだ。環境省は諏訪湖での議論を踏まえ、地域で合意形成しながら透明度を決める手順を2017年度にまとめる。

 県は今回の数値を土台として改めて関係者を交えて検討。17年度に作る第7期諏訪湖水質保全計画で透明度を設定する方針だ。

 環境省はこの日の会合で、湖心など3地点は13〜15年度の透明度の平均値が0・9〜1・4メートルだったと報告。水生植物の保護と親水の観点から、水深3メートルの水域に水生植物が分布することを目標とする場合は年平均値1・3メートル以上、水浴場の水質判定基準を目安とする場合は同1メートル以上―などの案を示した。

 委員からは「1メートル以上では目標値として低い」「水質改善を進める立場からは1・3メートル以上の方が適切だ」などの意見が出て、「1・3メートル以上」とすることを決めた。湖水の透明度が高い冬場は全面結氷して透明度を調べることができず、年平均値は実際より悪化するとの指摘も出た。

 同省水環境課は「冬場の全面結氷など、思い付かなかった課題が出た。課題を踏まえて全国で使いやすい手順を作りたい」と話している。

(3月14日)

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