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諏訪地方の魅力を移住希望者に発信 諏訪東京理科大

新たに始める授業について話し合う市川教授(右)ら=13日新たに始める授業について話し合う市川教授(右)ら=13日
 諏訪東京理科大(茅野市)は2017年度、諏訪地方の仕事や住まい、暮らし、観光などについて調べ、移住を希望する人たちに情報提供する1年生を対象にした授業を新たに始める。諏訪地方6市町村や県、県宅地建物取引業協会諏訪支部などでつくる諏訪圏移住交流推進事業連絡会が協力。連絡会から移住希望者が求める情報などの助言を受け、グループごとのテーマで調査をして、移住希望者に諏訪地方の魅力を発信する。

 前期の必修授業「フレッシュマンゼミ」の一環で、7月まで開講する。まず、4月中旬に、連絡会の移住コーディネーターとして移住に関する相談を受けている磯田延雄さん(62)から、移住希望者の傾向などについて説明を受ける。その後、学生たちは企業に取材したり、観光地の魅力を調べたりする。

 調査の結果は、フェイスブックなど連絡会の会員制交流サイト(SNS)で発信したり、磯田さんが移住希望者に提供したりする。同大の今春の新入生は約300人で、新たな授業を受ける人数は今後詰めるという。

 授業は、昨年11月に連絡会が提案した。同大は学生の多くが諏訪地方以外の出身で、地域の理解を深めるきっかけになるとして1年生対象に新設することを決めた。

 同大地域連携センター長の市川純章教授は「大学で学ぶことを社会貢献に生かすには、地域のどんな場所でどんな課題があるのかを知る必要がある」と授業の意義を強調。「新入生が諏訪地方に愛着を持ち、社会貢献活動に取り組んでいくきっかけにしたい」と話している。

(3月14日)

長野県のニュース(3月14日)