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アプリ事業 三たび認めず 富士見町会委

 諏訪郡富士見町議会(定数11)は13日の予算審査特別委員会で、町提出の2017年度一般会計当初予算案から、スマートフォン用アプリを開発する費用約1440万円を削除する議員提案の修正案を賛成多数で可決した。同特別委は議長を除く10人で構成しており、14日の本会議でも可決する見通しだ。町側は昨年9月定例会と同11月の臨時会に開発費用を増額する補正予算案を提出したが、全額を減額されたり、否決されたりした。町議会が開発費用を認めないのは3度目となる。

 町が開発を目指すのは、入笠山の花をスマホで撮影すると解説を試聴できるアプリと、菊農家が天候などに応じた適切な作業を知ることができるアプリ。小林一彦町長が人口減対策として打ち出したテレワーク(遠隔勤務)計画の一環で、町内で社員が遠隔勤務している企業に開発を委託する計画だった。

 町議会は昨年3月定例会で、国の地方創生加速化交付金を財源とするアプリ開発委託費2800万円を計上した補正予算を可決。しかし、町が開発費の増額が必要になったとして昨年9月定例会と臨時会に提出した補正予算案は、認めなかった。

 この日、修正案を提出した小林市子議員(無所属)は「当初の予算額で完成するとしていたアプリ開発に、これ以上予算を付けるべきではない」と主張した。討論では、修正案に賛成の議員が「(アプリは)企業が自力で開発を進めるべきだ」とし、反対の議員は菊のアプリについて「新規就農者や若い農家の手助けとして必要」と主張した。

(3月14日)

長野県のニュース(3月14日)