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アプリ開発費削除 可決 富士見町会

 諏訪郡富士見町議会(定数11)は14日の本会議で、町が2017年度一般会計当初予算案に計上した観光、農業のスマートフォン向けアプリを開発する費用計約1440万円を削除する委員会提出の修正案を賛成多数で可決した。町議会は昨年9月定例会、11月の臨時会に続き、3回続けてアプリ開発費を認めなかった。名取重治副町長(66)は本会議後の議会全員協議会で「責任を取りたい」として3月末で辞任すると表明した。

 町が開発を目指したのは、入笠山の花をスマホで撮ると解説が試聴できるアプリと、菊農家が天候や日照条件に合った作業を知ることができるアプリ。修正案は13日に提出され、議長を除く10人で構成する予算審査特別委員会が賛成多数で可決していた。

 14日は、特別委の採決を退席した議員が入笠山の花のアプリ開発費だけを削除する別の修正案を提出。菊のアプリについては、討論で「新規就農者にとって将来必ず役に立つ」との意見も出たが、アプリ開発費を全額削除する修正案が賛成多数で可決された。町側提出の他の議案は原案通り可決し、3月定例会は閉会した。

 名取副町長は全協で「町長と議会の溝を解消する職責を果たせなかった。町長と予算を作り、提出した身として責任を取る」と述べた。小林一彦町長は辞任を認める考えだが、後任は未定としている。

(3月15日)

長野県のニュース(3月15日)