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親子二代で挑む甲子園 上田出身・日大三高の日置選手

割り当て練習でノックを受ける日大三高の日置航選手=15日午前10時半すぎ、兵庫県西宮市の甲子園球場割り当て練習でノックを受ける日大三高の日置航選手=15日午前10時半すぎ、兵庫県西宮市の甲子園球場
 19日開幕の第89回選抜高校野球大会に出場する日大三高(東京)の1年日置航(ひおきわたる)選手(上田市出身)が15日、兵庫県西宮市の甲子園球場で割り当て練習に臨んだ。かつて長野県代表として夏の甲子園に出場した父を持ち、「自宅には父が持ち帰った甲子園の土がずっとあった。父が踏んだ土を自分が踏めるのはうれしい」と目を輝かせていた。

 日置選手は上田市の上田二中時代、硬式野球チーム「上田南リーグ」で活躍。寮で選手と寝食を共にするなど親身な指導で知られる小倉全由(まさよし)監督(59)が率いる日大三高を進路に選んだ。同校は甲子園で春夏通算優勝3回を誇る。日置選手は打線の中軸も担える遊撃手として、昨秋から2年生にただ一人交じって強豪校の主力となり、東京都大会でプロ注目の打者清宮幸太郎選手(2年)を擁する早実高に次ぐ準優勝に貢献した。

 父の透さん(46)=上田市=は、上田高(上田市)2年だった1987年、投手兼一塁手として夏の甲子園に出場。初戦の2回戦で習志野高(千葉)に2―5で敗れた。日置選手は大阪に入る前、上田千曲高(上田市)の監督も務めた透さんから「甲子園は高校野球の聖地。悔いの残らないように」と助言してもらったという。

 この日、30分間の練習でノックを受け、シート打撃も行った日置選手。「今まで経験した球場と雰囲気が違い、アドレナリンが出た。気持ちが高ぶってノックの1球目の送球は高めに抜けた」と振り返った。「父ができなかった1勝を自分がするだけではなく、3年生の夏まで春夏4回連続で甲子園に出場したい」と意欲を見せた。

 選抜大会の初戦は、開会式のある19日の第2試合で履正社高(大阪)と当たる。履正社高は北信越を含めた全国各ブロックの優勝校が参加する昨秋の明治神宮大会で頂点に立った。

 日置選手は「声掛けを率先してやって、下級生と分からないように落ち着き、堂々としたプレーを見せたい」と抱負を語った。

(3月16日)

長野県のニュース(3月16日)