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長和・和田中学校、70年の歴史に幕 住民も出席し閉校式

和田中学校の閉校式で合唱する全校生徒ら=15日、長和町和田中学校の閉校式で合唱する全校生徒ら=15日、長和町
 長野県上田市の依田窪南部中学校との統合で閉校する長野県小県郡長和町の和田中学校で15日、最後の卒業式と閉校式があった。閉校記念碑の除幕などもあり、全校生徒32人、保護者、学校関係者、地域住民ら計約200人が、その歴史を振り返りながら閉校を惜しんだ。

 和田中は1947(昭和22)年に開校。2011年に県内中学校で初めて、地域住民と共に学校を運営する「コミュニティ・スクール」に指定され、住民が生徒に茶道を指導するなど独自の活動を続けてきた。この日の卒業式で送り出した6人を含め、これまでに3755人が卒業した。

 閉校式で坂槙(さかまき)邦章校長は「和田中や生徒たちの精神は新生依田窪南部中に受け継がれると信じている」と生徒たちを激励。3年の白井竜来(たつき)さん(15)は生徒を代表し「和田中は開校から70年間、和田地域唯一の中学として地域を見守ってきてくれた。名前は消えてしまうが、和田中での思い出は僕たちの心の中で生き続けていく」と述べた。

 同校グラウンドに建てた閉校記念碑は縦1・35メートル、横2・1メートル。表に和田中の校歌や校舎、裏には沿革を刻んだ。除幕式では、同校卒業生で閉校記念事業実行委員長の羽田昇治さん(80)が「閉校は寂しいが、記念碑に懐かしい思い出が込められている」と話した。校舎、グラウンドの使途は今後検討するという。

(3月16日)

長野県のニュース(3月16日)