長野県のニュース

数億円の使途不明金 松本の県食品保険組合

県食品健康保険組合が入居するビル=16日、松本市大手2県食品健康保険組合が入居するビル=16日、松本市大手2
 食品卸など県内の食品関連事業所約60社が加入する県食品健康保険組合(松本市)で、多額の使途不明金が生じていることが16日、関係者への取材で分かった。複数の関係者によると、使途不明金は数億円規模とみられる。組合は17日にも記者会見を開いて説明する見通し。

 関係者によると、構成事業所がほぼ重なり、従業員らから年金の掛け金を集めて資産運用する県食品厚生年金基金(同)で多額の損失が発生。その穴埋めとして健保組合の資金が流用された可能性があるほか、それ以外にも説明のつかない支出があるという。

 健保組合と年金基金の事務所は同じ場所にあり、両方の会計業務は役員だった男性が主に担当。年金基金の資産の一部は、全国の年金基金から預かった資産の大半を消失させた旧AIJ投資顧問に運用を任せていた。

 県内の健保組合の業務を監督する厚生労働省関東信越厚生局(さいたま市)は信濃毎日新聞の取材に「組合が近く説明すると聞いており、それまでは答えられない」とした。健保組合の事務局は16日の取材に「記者会見のリリースを17日に出す」とした。

(3月17日)

長野県のニュース(3月17日)