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県中南部で乾燥 下草火災相次ぐ 阿智で1人死亡

男性が亡くなった火災現場を調べる飯田署員ら=18日、阿智村伍和男性が亡くなった火災現場を調べる飯田署員ら=18日、阿智村伍和
 18日午後0時7分ごろ、下伊那郡阿智村伍和で土手火災が起きている―と近くの住民から119番通報があった。20分後に消し止められたが、田んぼののり面の下草約350平方メートルを焼き、火に巻かれた男性の死亡が確認された。近くの無職熊谷仁儀(みのり)さん(81)と連絡が取れておらず、飯田署は男性は熊谷さんとみて身元を確認している。

 同署などによると、田んぼの一部は熊谷さんの所有。熊谷さんは足が悪く、近くに普段使っている電動車いすがあった。わらの処分を気に掛けていたといい、田んぼにはわらが燃えた跡があった。県内では15日にも南佐久郡佐久穂町余地での山火事で、町内の女性(87)が死亡している。

 18日は県内各地で、たき火などが燃え広がる火災が相次いだ。長野市大町では果樹園の下草約1180平方メートルを焼いた。剪定(せんてい)枝を燃やしていた火が移ったとみられる。小諸市大久保の雑木林では約2800平方メートル、佐久市協和でも約2250平方メートルの下草や枯れ葉を焼いた。同市の春日と長土呂、須坂市高梨、茅野市豊平でも堤防ののり面や畑を焼いた。埴科郡坂城町、上田市真田町本原、岡谷市湊では墓地や周辺の下草を焼いた。

 長野地方気象台は18日朝、県中部と南部に乾燥注意報を出していた。中部と南部は20日までおおむね晴れ、乾燥しやすい。県も17日から1カ月間の山火事予防特別強化月間を始め、火の取り扱いに注意を呼び掛けている。

(3月19日)

長野県のニュース(3月19日)