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松本山雅 緑のスタンド、選手を後押し

田中選手(右)の先制ゴールに大喜びのサポーター。最前列のエキサイティングピッチシートからも大声援=松本市のアルウィン田中選手(右)の先制ゴールに大喜びのサポーター。最前列のエキサイティングピッチシートからも大声援=松本市のアルウィン
 「おおー田中隼磨(はゆま)松本の誇り」―。サッカーJ2松本山雅FCがジェフユナイテッド千葉とのホーム開幕戦に勝利した19日、先制点を決めた松本市出身の田中隼磨選手(34)の応援歌が松本市のアルウィンに響いた。ホーム開幕戦の勝利は2012年のJリーグ昇格後初めて。サポーターは数々のドラマを生んできた「山雅劇場」の今季の地元開幕に胸躍らせた。

 この日の観客は1万5688人。ゲート前には、午前中から緑色のユニホームを着た大勢の松本山雅サポーターらが長い列を作った。

 前半24分に田中選手がゴールを決めると、サポーターはタオルマフラーを振り回して歓喜。今季設けられた最前列の「エキサイティングピッチシート」で応援した市内の会社員上原直樹さん(42)は「田中選手や他の選手が駆け寄ってきた」と感動していた。

 松本山雅は勢いに乗り、後半10分までに高崎寛之選手(31)が立て続けにヘディングで2ゴール。高崎選手のファンという松本市梓川中3年の小林楓さん(15)は「きょうもヒーローだった」。

 試合後、サポーターはゴール裏に並ぶ選手と勝利を祝う「アルプス一万尺」を歌った。地域リーグ時代から応援する市内の会社員西村奈美さん(42)は「今日は選手たちが本当にいい動きをしていた」と今後に期待していた。

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 この日の試合開始前には、県消防防災ヘリコプター「アルプス」墜落事故で亡くなった消防隊員ら9人の死を悼み、両チームの選手、サポーターらが黙とうをささげた。

(3月20日)

長野県のニュース(3月20日)