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節目の大会、県勢快走に伊那の沿道から大声援

男子第2中継所「みぶの里」では、たすきリレーする選手に土手の上から声援が送られた=伊那市美篶男子第2中継所「みぶの里」では、たすきリレーする選手に土手の上から声援が送られた=伊那市美篶
 19日の「春の高校伊那駅伝」(伊那市や信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会主催)は、第40回の記念大会となった男子で佐久長聖高校(佐久市)が9年ぶりに優勝、女子も長野東高(長野市)が過去最高の2位に入り、県勢が快走を見せた。好天に恵まれた沿道には大勢のファンや住民らが集まり、節目の大会を駆け抜けた高校生たちに声援を送った。

 男子の第2中継所となった伊那市美篶の福祉施設「みぶの里」。施設利用者らは水色の法被を着て、手作り旗を振って応援した。4人を抜いて2区で首位に浮上した佐久長聖の中谷雄飛(ゆうひ)選手が姿を見せると、割れんばかりの歓声。近くの藤沢詔夫(あきお)さん(72)は「さすが長聖」と言いながら、ペットボトルに大豆を入れた応援グッズ「マラカスおんべ」を力いっぱい振った。

 地元上伊那の高校に期待する人も多く、「到着はまだか」と待ちわびる声も。上伊那農業(上伊那郡南箕輪村)、伊那北(伊那市)、赤穂(駒ケ根市)の選手がたすきをつなぐ際は、声援がひときわ大きくなった。

 男子折り返し地点の伊那市高遠町商店街にも多くの人が集まった。トップを守った佐久長聖の高木航志選手が見えると、住民らは「ファイト」「頑張れ」。最後の選手の姿が見えなくなるまで市消防団音楽隊が演奏で盛り上げた。

 市商工会女性部も、塩漬けした桜の花を浸した茶やお汁粉を振る舞い、「毎年この時季になると気持ちが踊る」と部長の竹松志げ子さん(69)。おかみをしている旅館には前夜、県外3校の選手らが宿泊した。その選手らが無事通過したのを見届けて、「商店街が活性化されていいですね」と目を細めた。

 市中心部の商店街は男女のコースとなり、商店主らが大会に合わせて作ったマフラータオルを振る人も。タオルを販売した呉服店経営の池上直樹さん(56)は「例年より沿道の人が多かった」と笑顔。女子の長野東、伊那西(伊那市)などの県内チームに「頑張れ」と大声を掛けた。

 男女の中継所となった同市荒井の「いなっせ」では、伊那中学校吹奏楽部の33人が軽快な演奏で選手を後押し。初めて沿道で応援した会社員の春日英明さん(45)=駒ケ根市=は「(生で見ると)迫力が違う」と声を弾ませていた。

(3月20日)

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