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県教委、高校生の冬山入山でルール検討へ

 栃木県那須町で高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受け、長野県教委は30日の定例会で、山岳関係者を交えて高校生が冬山に入る際のルールを来冬までにまとめる方針を示した。県外で冬山を禁止する流れが強まる中、山岳県として新たな基準をつくり、生徒が安全を確保しながら冬山に親しむ環境を維持する。

 県教委スポーツ課によると、スポーツ庁は高校生以下の冬山登山を原則禁止する方針を示した。県内では登頂を目的としない冬山での訓練山行などは各校の判断に任せている。検討には、県山岳協会会員や高校山岳部の顧問ら、県内の実情をよく知る専門家に加わってもらい、あいまいな「冬山」の定義や入山の際の注意点を定める考え。人選を進め、検討スケジュールを詰める。

 原山隆一教育長は定例会後の記者会見で「登山に親しむのは非常に大切だが、前提として安全を保つための基準づくりが必要。冬山に入るのを一切禁じるのはあり得ない」と述べた。

 県内高校には男子20校、女子13校の山岳部がある。大町岳陽高校(大町市)の山岳部顧問の大西浩さんによると、5、6校の山岳部が冬季も訓練目的で山行している。

(3月31日)

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