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松本空港利用 12万人台回復 16年度 FDA利用最多

 2016年度の1年間に県営松本空港(松本市)発着便を利用した人が12万4029人に上り、06年度以来10年ぶりに12万人台に達したことが3日、分かった。県やフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は、認知度の高まりなどが要因と分析し、さらなる利用者増を図りたい考えだ。

 FDAが運航する福岡、札幌線の16年度の利用者は11万4817人。同社が、日本航空の撤退を受けて松本空港に就航した10年6月以降最多となった。福岡線は15年3月末から1日2往復に複便化しており、両路線の利用率(座席数に占める利用者数の割合)は前年度比2・7ポイント増の64・5%だった。この他、日航が14年から8月限定で松本と大阪(伊丹)を結ぶ大阪線や、国内チャーター便の利用者が計9千人余いた。

 FDAによると、昨年4月の熊本地震後に、福岡線の利用者が減少したが、夏以降に盛り返した。同社は地元自治体による利用促進も増加の要因と説明。県は松本空港をPRするポスターの作成、旅行会社への売り込みなどの効果もあったとする。

 県は17年度が最終年度の「県総合5か年計画」で、同年度の利用者の目標を12万人に設定したが達成したため、17年度の目標は13万人に切り替えた。県松本空港利活用・国際化推進室は、韓国、台湾、ロシアとの間で就航が決まった国際チャーター便による利用者増のほか、夏季に比べて客足が落ちる冬季の定期便の利用促進に力を入れたいとする。利用者を増やすことで将来的な定期路線の増便にもつなげたい考えだ。

 同空港は1994年にジェット化開港。最大で6路線が就航し、96年度には利用者が26万人余に上った。その後は減少傾向をたどり、01年7月から札幌、大阪、福岡3線各1日1往復に。日航が経営悪化を理由に、同空港からの撤退を表明した09年度には5万7千人に落ち込んでいた。

(4月4日)

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