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柳田氏先行 追う花里氏 佐久市長選 世論調査

 信濃毎日新聞社は6日、任期満了に伴う佐久市長選(9日告示、16日投開票)を前に、有権者828人に聞いた電話世論調査の結果をまとめた。取材を総合すると、前哨戦は立候補を表明した無所属2人のうち、現職で2期目の柳田清二氏(47)=野沢=が先行。新人で政治・行政コンサルタントの花里信彦氏(57)=志賀=が追う展開だ。ただ、全体の半数近くが投票先を決めておらず、流動的な面がある。

 柳田氏は、市内7地区のうち地元の野沢地区など市南部や旧町村部で先行する。自民党や公明党支持層に浸透。「経験・実績」を重視する層の支持を集めている。

 花里氏は、北部の浅間地区で先行し、「市政の転換」を重視する層の支持を得ている。社会保障施策などで現市政に批判的な共産党や、社民党の支持層に食い込む。

 6割余りが投票先を決めていない無党派層や、民進党支持者では、両氏の差は小さい。年代別では、柳田氏は40代や60代以上などで支持を集め、花里氏は30代に食い込み、50代で競っている。

 市長選について「関心がある」と答えたのは69・7%。両氏を含む3人が立候補した前回選の告示前に行った電話世論調査の値を10・5ポイント下回った。年齢別では、30代以上の各世代で「関心がある」が半数を超え、70代以上では88・2%だった。佐久市では「18歳選挙権」導入後初の市長選となるが、10〜20代は7割近くが「関心がない」と答えた。

 全体の50・0%が「誰に投票するか決めている」とした一方、「まだ決めていない」も48・0%に上った。

 柳田氏は、市内全域に広がる後援会組織を活用して集会を開催。2期8年の実績をアピールし、妊娠から出産、子育てまで一貫した支援などを公約に掲げる。

 花里氏は、「お話会」と称する草の根的なミニ集会を重ねる。国民健康保険税率の引き下げや、保護者の所得に応じた年長児の保育料の無償化などを訴える。

(4月7日)

長野県のニュース(4月7日)