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GW旅行県内商戦 国内堅調、海外伸び

 4月下旬に始まるゴールデンウイーク(GW)に向けた県内の旅行商戦は、国内旅行が引き続き堅調で、平日2日間を挟んで最長9連休となる曜日配列もあって、海外旅行も伸びている。人気の旅行先のフランスについても2015年11月のパリ同時多発テロ後に旅行者が落ち込んだが、回復傾向という。

 日の出観光(飯田市)によると、海外旅行の予約は前年同期比で5〜10%増。ハワイ、台湾、タイ、シンガポールが人気で、北米やカナダなどは例年並み。平均滞在期間は5日間で、費用は1人15万円ほど。慰安婦少女像設置など外交上の課題がある韓国と中国は伸び悩んでいるという。

 小畑秀社長は海外旅行について、7月以降の夏休み期間の予約も順次入っているとし、旅行需要は当面「伸び続ける」と見通す。

 日本旅行長野支店(長野市)でも、GW期間の海外旅行の予約が前年同期より1割増。昨秋、成田―スペイン・マドリードの直行便が約20年ぶりに再開し、スペインが好調。オーストラリアや東南アジアも人気で5〜8日間の滞在が多い。欧州方面の費用は1人30万円程度。パリについても「回復してきている」という。

 国内旅行は昨年並みとの声が多い。日本旅行佐久平サービス(佐久市)によると、北海道、四国の人気が高く、長期滞在者も少なくない。北海道については「昨年3月に開業した北海道新幹線効果もある」とみている。

 近畿日本ツーリスト松本支店(松本市)では、広島市や三重県伊勢市を旅行先とする人も多い。昨年のオバマ前米大統領の広島訪問や伊勢志摩サミットの影響もあるとする。3泊4日の滞在が多く、費用は1人8万〜12万円。「はとバス」(東京)運行の観光バスを利用した東京旅行の予約も目立っている。

 JTB(東京)がまとめたGW期間の全国的な旅行動向見通しによると、旅行者数は国内と海外を合わせて前年比1・7%減の2360万人、国内は1・8%減の2300万人、海外は1・2%増の59万5千人。1人あたりの平均費用は、国内が3万5200円、海外が25万7千円という。

(4月8日)

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