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チョウゲンボウ HPでも人気者 中野市

中野市役所敷地内で営巣して卵を温めるチョウゲンボウの雌。市のホームページでライブカメラの画像を公開している中野市役所敷地内で営巣して卵を温めるチョウゲンボウの雌。市のホームページでライブカメラの画像を公開している
 長野県中野市の鳥「チョウゲンボウ」が、市役所敷地内で営巣している。市教育委員会はその様子をライブカメラで撮影し、市のホームページ(HP)で随時見られるようにしている。営巣で飛来する時期の閲覧件数は市HPの中で最多の人気ぶり。インターネットを通じ、チョウゲンボウが市の魅力発信に一役買っている。

 チョウゲンボウを長年研究している市教委生涯学習課の学芸員本村健さん(49)によると、今年は3月上旬ごろに市役所敷地内に飛来して繁殖活動を始めた。その後、営巣して4月5日に1個目の卵を産んだ。人間が近くで観察すると警戒するため営巣場所は明かせないという。

 市役所敷地内では10年以上前からチョウゲンボウが営巣。市教委は2007年3月、巣にライブカメラを設置し、写真を市HPで閲覧できるようにした。白い羽毛に覆われたひなや、ひなを育てる親鳥の姿を多くの人が見て、チョウゲンボウへの理解を深めてもらうためだ。

 市HPでは、午前4時〜午後7時、ライブカメラで撮影した画像を5分ごとに更新している。赤茶色の卵や、親鳥が卵を温める姿を見られる。

 市庶務課によると、チョウゲンボウが飛来した昨年3〜5月のライブカメラの閲覧件数は1万6744件で、市HPの中で最多。2番目だった公共工事などの入札情報8312件の約2倍に上った。今年は3月1日以降、4月10日までで2035件。

 本村さんによると、チョウゲンボウは餌を捕まえやすい環境にいるかに応じ、卵の数を1〜8個で産み分ける。卵は1日おきに1個産む。雄と雌が交代で卵を温める。順調にいけば今年は5月の連休明けにふ化し、6月上旬に巣立つ見通しという。

 市内の十三崖はチョウゲンボウの集団営巣地として国天然記念物に指定されている。十三崖は離れた対岸から観察するが、ライブカメラは巣の中がよく見える。本村さんは「ライブカメラを通じて、チョウゲンボウの生態を見ることができる。温かく見守ってほしい」と話している。

(4月14日)

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