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長野大硬式野球部、5年ぶり関甲新の連盟加盟

今季からリーグ戦に参戦する長野大硬式野球部。引木主将(左から3人目)がチームを引っ張る今季からリーグ戦に参戦する長野大硬式野球部。引木主将(左から3人目)がチームを引っ張る
 長野大(上田市)の硬式野球部が5年ぶりに関甲新学生野球連盟に加盟し、春季リーグから参戦する。部員不足のため2011年に連盟を脱退して以来、休部状態だったが、佐久長聖高校(佐久市)出身で甲子園に出場経験がある3年生の引木(ひきぎ)拓己さん(20)=佐久市=が中心となって部員を集め、昨年末に再加盟。部員15人で3部リーグの初戦となる15日の信州大(松本市)戦に臨む。

 同連盟は関東、甲信越地方の20大学が1〜3部に分かれて加盟。OBには平成国際大(埼玉県)出身の西武、牧田和久投手などプロ選手も多い。長野大が加わった3部は8大学が所属。リーグ戦上位4大学のトーナメント戦による1位が、2部最下位との入れ替え戦に挑む。

 主将の引木さんは14年の全国高校野球選手権に出場。控えで2打席に立ち、四球と死球で出塁した。大学では軟式野球部に入る選択肢もあったが「硬式球を打つ感触、捕球した時の音の響きが忘れられなかった」と硬式野球部の復活を目指すと心に決めた。

 チラシを作って呼び掛けるなど、硬式野球の経験者らを苦労して集め、昨年6月に活動を始めた。だが、活動資金に窮した。連盟への再加盟料や野球の道具代、県内外への遠征費で出費がかさむ。大学からの援助では足りず、部員が出し合ったほか、野球部OBで監督を務める同大職員の平原修さん(38)がOBに声を掛けて資金を集め、再加盟にこぎ着けた。

 荒れていたグラウンドは部員全員で整備した。練習は活動費を稼ぐアルバイトの時間を考慮し、平日の3日間は午前7時から90分間のみ。土日は午前中に全体練習、午後は自主練習に充ててチーム力の底上げを図っている。

 高校時代を振り返り、引木さんは「恵まれた環境で野球をしていたと分かった。支えてくれる人たちのためにも、1部に昇格して全国に知られる部にしたい」と意気込む。中村英三学長は「公立大学として新たなスタートを切った長野大にとって明るい話題。昇格を目指して頑張ってほしい」と期待している。

(4月15日)

長野県のニュース(4月15日)