長野県のニュース

北アルプス涸沢で小屋開け作業

分厚い雪の中から建物を掘り出す従業員ら=14日午前10時9分分厚い雪の中から建物を掘り出す従業員ら=14日午前10時9分
 春山登山のシーズンを控えた北アルプス・涸沢(松本市安曇)の山小屋「涸沢ヒュッテ」で14日、恒例の小屋開け作業が本格的に始まった。今年は4月に降雪が続いた影響で、一帯は鮮やかな白銀の世界。従業員やボランティアら30人ほどが、涸沢カールの雄大な景色を望みながら除雪や食料運搬の作業を進めた。

 作業は午前8時ごろに始まった。上高地のヘリポートからヘリコプターで続々と入山し、建物の周辺や屋根の上に積もった雪を除雪機やスコップでかいた。ヘリのピストン輸送で荷上げした食料や飲料水などをリレー方式で小屋に運び込む作業も進めた。

 今年の小屋周辺の積雪は平年並みの約6メートル。涸沢ヒュッテによると、昨年は雪が少なく、積雪は3〜4メートル程度にとどまり、水不足に備えて夏に貯水タンクを増設したが、今年は心配なさそうという。

 涸沢ヒュッテの山口孝社長(69)は「今シーズンは雪がきれい。毎年この時季を迎えるたびに初心に帰る気持ちになる」と話した。今年は27日からの営業を予定している。

(4月15日)

長野県のニュース(4月15日)