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飯田大火から70年、教訓学ぶ

飯田大火から70年になるのを前に市美術博物館で開いた記念講座飯田大火から70年になるのを前に市美術博物館で開いた記念講座
 1947(昭和22)年4月20日に飯田市街地で発生した「飯田大火」から70年になるのを前に、市美術博物館は記念講座と当時の記録映像の上映会を開いた。市民ら約180人が訪れ、市街地の歴史を聞き、飯田大火の教訓を学んだ。

 同館学芸係長の桜井弘人さん(58)ら2人が、飯田大火を受けた街の変遷などを解説。大火では市街地の大半に当たる60万平方メートルを焼失し、約1万8千人が被災したと述べた。桜井さんは、大火以前の市街地は、飯田城の城下町としての街並みが残っていたと古地図を使って説明。河川側からの強風を受けやすく出火場所になった市街地南端部には、市の復興都市計画で公園を整備したと説明した。

 講座では、連合国軍総司令部(GHQ)長野軍政部が撮影した発生直後の写真や11分のカラー映像を映した。大火の7年半後に市が作った復興をアピールする映像も流した。桜井さんは「祭りや景観など、飯田大火を機に文化的な復興も行われた」と話した。

 飯田広域消防本部の男性職員(41)は「昨年は糸魚川市の大火もあり、過去の飯田大火の映像や街づくりに学ぶことが多いと感じた」と話した。

(4月16日)

長野県のニュース(4月16日)