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「女王」小平、平昌五輪へ始動 長野で練習公開

一本歯のげたを使って体幹を強化する小平奈緒一本歯のげたを使って体幹を強化する小平奈緒
 スピードスケート女子の小平奈緒(30)=相沢病院・茅野市出身=が19日、長野市エムウェーブでの練習を報道陣に公開した。3月中旬に昨季最終戦を終え、今月8日に本格始動した小平。500メートルで昨季出場した全レースを制した世界女王は、来年2月の平昌五輪に向けて「磨き上げた自分を持っていけるように集中したい」と決意を示した。

 この日は早朝から約4時間、信州大の学生らと共に筋力トレーニングに取り組み、報道陣には午後2時から約1時間、トレーニングルームでの練習を公開した。体幹を意識して体をほぐしてから、重りを担いでスクワットをしたり、動きの最後まで力を出し切るイメージで段を上りながらダンベルを持ち上げたりと、多彩なメニューで汗を流した。

 一本歯のげたを練習道具として昨年導入。バランスを保つことさえ難しいというが、素足で履いてスケートを滑る姿勢まで難なく沈み込み、体の軸の強さを印象づけた。

 オランダでの2年間の武者修行を終えて信州に拠点を戻した昨春は、右足首に重度の捻挫を負っており、信大時代から指導する結城匡啓コーチ(51)は「去年の今ごろはピンチからのスタートだった」と振り返る。当時、「1年ではなく、(平昌五輪までの)22カ月プランを立てた」といい、この先の10カ月間を総仕上げと位置付ける。

 「正直、去年とは全く違う4月」と状態の良さを実感している小平。「自分を表現する舞台がオリンピック。自分を自分自身が裏切らないように、22カ月を駆け抜けたい」と勝負のシーズンを見据えていた。

(4月20日)

長野県のニュース(4月20日)