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警視庁ヘリ 県内救助支援 大型連休 県防災ヘリ事故受け

 県警は20日、県内で登山客の増加が見込まれる春の大型連休中、山岳救助などで警視庁のヘリコプターの支援を受けると発表した。3月の県消防防災ヘリ「アルプス」墜落事故を受けての対応。5月1〜8日の期間中は、県警ヘリ2機と合わせた計3機で県内の山岳遭難救助に対応する。

 県警地域課によると、14機ある警視庁ヘリの1機「おおとり4号」の派遣を受ける。県警ヘリ「やまびこ2号」と同型機。警視庁所属の操縦士2人、整備士2人、救助隊員1人の計5人も派遣され、県営松本空港(松本市)内の県警航空隊を拠点に活動する。

 県消防防災ヘリ墜落によって救助対応できる機体が減ったため、県公安委員会が東京都公安委員会に応援を要請して派遣が決まった。経費は県警が負担する。

 同課によると、警視庁のヘリは3千メートル級の高山に慣れていないため、比較的標高が低い山での救助活動を主に担当する。事件が起きた際の緊急配備、行方不明者の捜索などでも出動する。3千メートル級の高山で遭難が多発した場合は、隣県の警察に応援を要請するという。

 同課によると、3月の県消防防災ヘリ墜落事故後、北アルプス西穂高岳で山岳遭難が発生した際に県警ヘリが2機とも点検中だったため、岐阜県警に応援を要請したことがあった。

 同課は、山岳遭難を未然に防ぐため、大型連休中は県観光部など関係機関と連携し、登山客への注意の呼び掛けなどに力を入れるとしている。

(4月20日)

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