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児童がこども病院に寄付 ドクターカー更新費用に

寄付金が入った募金箱を原田院長(右)に手渡す中村君寄付金が入った募金箱を原田院長(右)に手渡す中村君
 長野市昭和小学校4年2組の児童34人が20日、県立こども病院(安曇野市)に2万5千円余を寄付した。同病院にかつて入院し、現在も通院している中村晴(はる)君(10)が、3年生だった昨年夏、同病院を支援しようと同級生らに募金を呼び掛けた。病院側は、医師が治療しながら患者を運べる「ドクターカー」の更新費用の一部に充てる予定だ。

 中村君は急性リンパ性白血病のため2013年5月から1年間、同病院に入院。現在も2カ月に1回のペースで通院している。同病院がドクターカー更新に向けて寄付金を募っていると知り、同じ時期に好きなアニメで募金をする場面を見たこともあって「病院が困っているなら自分もやりたい」と思ったという。

 募金箱を教室に置いて寄付を呼び掛けたほか、授業参観の日には、集まった保護者らに中村君が協力を求めた。

 昭和小で20日に行われた贈呈式で、中村君が同病院の原田順和(よりかず)院長に寄付金を手渡した。続いて原田院長が、こども病院の歴史や院内学級の取り組みなどを説明したり、院内学級で学びながら小児がんで1998年に11歳で亡くなった宮越由貴奈さんの詩を紹介したりした。原田院長は「いま一度、みんなが生きている命を考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。

 この日は、同病院に入院している同世代に向けてクラス全員で手作りしたおもちゃやメッセージボードも贈った。中村君は「みんながいなければできなかったこと。感謝しています」と話していた。

(4月21日)

長野県のニュース(4月21日)