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GW中の山岳事故に備え 警視庁ヘリが松本に到着 

警視庁のヘリコプター(左)で松本空港に到着した警視庁航空隊員ら=2日午前10時36分、松本市警視庁のヘリコプター(左)で松本空港に到着した警視庁航空隊員ら=2日午前10時36分、松本市 事故の犠牲者を悼んで献花する警視庁航空隊員=2日午前11時19分、松本市の県消防防災航空センター前事故の犠牲者を悼んで献花する警視庁航空隊員=2日午前11時19分、松本市の県消防防災航空センター前
 搭乗者9人全員が死亡した3月の県消防防災ヘリコプター「アルプス」の墜落事故を受け、県公安委員会が応援要請していた警視庁のヘリコプターが2日、東京都内から松本市の県営松本空港に到着し、現地で式典があった。式典直後には、中央アルプス空木岳で遭難の救助要請があり、県警ヘリが出動した。山岳遭難が多発する大型連休中、県警の2機と合わせた3機態勢で備える。

 同日午前10時半、警視庁のヘリ「おおとり4号」が到着。警視庁航空隊5人が降り立ち、「ただいまから長野県警の指揮下に入ります」とあいさつすると、県警航空隊の高山徳恵(とくえ)隊長は「登山者や観光客が増える中、ご協力をお願いしたい」と返した。

 式典後、5人は空港内の県警航空隊の事務所で、県警の担当者から派遣期間中のパトロール日程などの説明を受けた。続いて空港内の県消防防災航空センターにあるヘリ事故の犠牲者を悼む献花台を訪れ、警視庁航空隊で救助を担当する梶原峰樹(みねき)警部補(49)が代表して花を手向けた。

 梶原警部補は取材に「墜落事故で亡くなった隊員の思いに恥じることがないように、一生懸命取り組みたい」。パイロットの鰕沢(えびさわ)慎一郎警部補(44)は「県警の航空隊にノウハウを教わり、万全の態勢で業務に当たりたい」と述べた。

 警視庁ヘリは最大17人搭乗の中型機。午後1時半ごろ、松本空港を出発した。県内の地形把握を兼ね、北安曇郡白馬村や長野市、上田市などの上空をパトロールする予定。期間中の救助は、3千メートル級の高山は県警ヘリが担当し、比較的標高が低い山での活動を行う。派遣期間は8日まで。

(5月2日)

長野県のニュース(5月2日)