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大鹿歌舞伎、春の定期公演 初の小学生単独舞台も

小学生単独の演目にも多くのおひねりが投げ込まれた大鹿歌舞伎春の定期公演=3日、大鹿村大磧神社 小学生単独の演目にも多くのおひねりが投げ込まれた大鹿歌舞伎春の定期公演=3日、大鹿村大磧神社 
 下伊那郡大鹿村で江戸時代から受け継がれる大鹿歌舞伎の春の定期公演が3日、同村大河原の大磧(たいせき)神社であった。3月に地芝居としては全国で初めて国重要無形民俗文化財に指定されて以降初めての定期公演とあって、客席は例年以上の大入り。初の小学生単独での舞台など2幕で観客を沸かせた。

 大鹿小5年生8人が演じたのは「白浪五人男」。舞台袖では緊張した面持ちだったが、舞台に上がると堂に入った役者ぶりを披露した。盗賊5人が堂々と名乗り、見えを切る場面で、「問われて名乗るもおこがましいが―」から始まる七五調のせりふをそれぞれ言い切ると、万雷の拍手と「よっ」「日本一」の声。小銭を包んだおひねりがあちこちから飛び交った。その後、平家滅亡後の物語で同村のみに残る「六千両後日文章(ろくせんりょうごじつのぶんしょう)重忠館(しげただやかた)の段」を大人の役者たちが上演した。

 境内には村人口(約千人)を大きく超える1500人以上の観客が詰め掛けた。伊那市の倉科玲子さん(38)は初めて来たといい、「小学生と思えないぐらい上手。お客さんの盛り上がりや雰囲気もすごく良かった」と満喫した様子だった。

(5月4日)

長野県のニュース(5月4日)