長野県のニュース

「御柱」に沸く 塩尻・小野、辰野・矢彦、松本・千鹿頭の3神社

力を合わせて小野神社一之柱を建てていく住民たち=塩尻市北小野力を合わせて小野神社一之柱を建てていく住民たち=塩尻市北小野
 隣り合う塩尻市北小野の小野神社、上伊那郡辰野町小野の矢彦神社で3日、御柱祭の里曳(び)きや建て御柱が3日間の日程でそれぞれ始まった。「小野御柱」と総称され、1300年以上続くという7年目に一度の祭事。威勢のいい木やりやラッパの音が響く中、沿道や境内は住民や観光客らでにぎわった。松本市の千鹿頭(ちかとう)神社でもこの日、建て御柱が行われた。

 小野神社の一之柱は塩尻市上田区のアカマツで長さ約18メートル、重さは8〜9トン。約千人が「よいしょ」と声を上げ、約900メートル離れた境内に向けて綱を引いた。境内での建て御柱では、若者らが「よいとまけ、どんどんまけ」の掛け声でワイヤを人力で巻き上げ、柱が垂直になると大きな拍手が送られた。上田区御柱祭実行委員長の赤羽修さん(69)は「地区は高齢化が進むが、若い人は伝統を次につなげてほしい」と話した。

 矢彦神社の一之柱を引いた辰野町小野地区でも「力を合わせてお願いだ」の木やりを合図に住民らが「よいさ、よいさ」と柱を引いた。幹回り約3メートル、長さ約17メートルもの大木に沿道からは「すごい」「鳥肌が立った」。約1・5キロ進み、近くの両小野小学校の児童らが木やりを披露する場面も。昨年末から練習してきた4年生の中島瑛大(あきひろ)君(9)は昨晩、御柱祭の夢を見たといい「大きくなったら柱に乗りたい」と張り切っていた。

 松本市の千鹿頭神社では、同市神田、里山辺林地区の住民らが山の斜面の坂道を引き上げ、境内に御柱を建てた。神田の実行委員長手塚健治さん(64)は「天気が良く結構な人出。にぎやかな御柱祭となり良かった」と話した。

(5月4日)

長野県のニュース(5月4日)