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北アルプス、滑落と雪崩で2人死亡

 北アルプスで4日、雪崩や滑落による遭難が相次ぎ、奥穂高岳(3190メートル)で男性2人が死亡し、北穂高岳(3106メートル)、白馬乗鞍岳(2469メートル)ではそれぞれ男性1人が重傷のもようだ。奥穂高岳では雪崩によって2人が軽傷を負ったとみられる。

 県警によると、大型連休(4月29日〜5月7日)中の山岳遭難は4日現在、14件。計15件だった昨年の大型連休を上回るペースで、県警は注意を呼び掛けている。

 松本署によると、奥穂高岳南側で午前6時20分ごろ、静岡市駿河区の大学2年生山本啓太さん(20)が滑落し、県警ヘリコプターで松本市内の病院に運ばれたが、約2時間半後に死亡が確認された。山本さんは大学の山岳部員4人と3日に上高地から入山。山頂を目指す途中の標高2600メートル付近で200〜300メートル下に滑落した。目撃した別の登山者が110番通報した。

 奥穂高岳南側のコブ沢の約2900メートル付近では午後2時前、3人パーティーの男性1人が雪崩に遭い、500〜600メートル下に流され、仲間が110番通報。男性は県警ヘリで松本市内の病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。松本署が身元や死因を調べている。

 奥穂高岳に通じる登山道ザイテングラート付近でも雪崩があり、2人が軽傷を負ったもようだ。

 北穂高岳北穂沢では、3日に入山した山梨県南アルプス市の薬剤師河野晃二さん(29)が小規模な雪崩に巻き込まれて負傷。正午すぎに自ら救助要請し、県警ヘリが救助した。左肩を脱臼する重傷とみられる。

 白馬乗鞍岳では、埼玉県朝霞市の無職須佐卓二さん(56)が4人のパーティーで4日に入山し、天狗原付近で山スキー中に転倒。大町署によると、左腕と右脚を骨折する重傷のもよう。

(5月5日)

長野県のニュース(5月5日)