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「ふるさと納税」飯田市が寄付先選択の新制度

 飯田市は6月1日から、ふるさと納税の寄付先を市内全20地区の中から選べるようにする新制度を始める。各地区が練った地域振興の戦略を見て、応援したいと思った地区に市を通じて寄付してもらう仕組み。県市町村課によると、寄付先の指定は教育や福祉といった用途別が多く、地区別は珍しいという。

 20地区の住民自治組織が中心となり、移住定住の促進や伝統文化の継承などに向けた地区の取り組みを「田舎へ還(かえ)ろう戦略」としてまとめる。寄付者は市のホームページから各地区の取り組みを閲覧し、寄付先を選ぶ。返礼は手紙や写真、地区行事への招待などとし、品物は原則扱わないこととする。

 初年度は1地区当たり5万円程度、計100万円ほどの寄付収入が目標。市ふるさと定住支援課は「市内出身者の寄付が中心になる」とみており、都内などで開く市出身者の集いで制度をPRする計画。「地域の絆を合言葉に、地域との触れ合いを深めてもらうことを返礼にする」としている。

 寄付先を用途別で指定する従来の枠組みも残し、並行して寄付を募る。寄付によって税額控除が受けられる点は、これまでと同様。クレジットカードで決済ができるシステムは11月から稼働する予定。

(5月13日)

長野県のニュース(5月13日)