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長印の巨額使途不明金、3月期決算に損失計上へ

 青果卸の長印(長野市)松本支社(松本市)の会計に少なくとも1億2千万円に上る使途不明金がある問題で、同社は12日、不明金を2017年3月期決算に損失として計上すると明らかにした。6月24日に予定している親会社のR&Cホールディングス(HD、長野市)の株主総会まで不明金の金額を詰め、株主らに説明する。

 同社によると、不明金は同支社の前身の長印松本合同(2009年に長印に合併)時代から存在。元経理担当社員が長印子会社や一部取引先から簿外で借り入れたり、小切手を振り出したりして不明金を隠蔽(いんぺい)していたという。昨年5月、本社経理部の内部監査で発覚した。

 松本支社では、会計関係の書類に押印する場合、元職員が上司の印鑑を自分で押印できる状態だったという。長印は12日、再発防止策をHPで公表。印鑑の管理の徹底、小切手の取り扱いの削減、同HDがまとめたコンプライアンス(法令順守)規定の徹底―などを挙げた。

 倉崎浩社長は取材に、不明金を損失として処理することについて、「会社に与える影響は限定的だと考えている。健全経営を続けられる状況だ」とした。

(5月13日)

長野県のニュース(5月13日)

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